【ロマンス詐欺の続き】写真や海外送金で泣かないために

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こんにちはサラスワティーです。前回のロマンス詐欺の記事には、たくさんのアクセスがありました。多くの方が興味あるようです。

その男性は最初からなれなれしく近づいてきました。「これがうわさのロマンス詐欺? なりすまし? 少しだけ相手にしてみよう」と思い、何度かやり取りしました。

この記事を読んでいるあなたも、届いたメールを「怪しい・・・」と思い、ロマンス詐欺の情報を得たくて見つけてくださったのだと思います。

日本貿易振興機構(ジェトロ)も「被害に遭われた方からの相談も年々増加」 していると注意を喚起しています[1]。まさか「英会話の勉強になるからという理由でチャットくらいなら・・・」なんて思っていませんよね。そもそも、相手はネイティブではないかもしれませんよ。

常識では考えらない矛盾

20年くらい前のことです。初めて詐欺メールを読みました。当時働いていた会社の男性が「英語だらけのメールが届いているんだけど何て書いてあるのかな?」と聞いてきたのです。

細かい内容まで記憶にありませんが「自分はアフリカ在住の公務員。親から多額の遺産を相続したが使い切れないので誰かに譲りたい」という内容が長々と書いてありました。知らない外国人に対してお金を譲りたい。常識では考えられません。

「これは詐欺メールだと思います。内容は・・・」と簡単に説明しましたが、その方は「どうして自分に詐欺メールが届くのか?」と不思議そうな顔をしていました。

年々、海外からの詐欺メールは手が込んできています。ロマンス詐欺と思われる迷惑メッセージは頻繁に届きます。そこで、かまをかけてみたのが前回の記事でした。もちろん文字メッセージのみです。電話で話したりせず、まして自分の写真と動画を送ったりしていません。

メッセージは削除したので見当たりませんが、覚えているのは「友人を検索しているときに偶然あなたを見つけた。可愛い写真が目に留まった」「ぼくは日本も日本人も好きなんだ」という歯が浮く言葉が並んでいたことです。

家族構成は「離婚または死別のため現在は独身」。職業は「self employed(自営業)」。ところが、出身地と居住地はまったく違っていました。ヨーロッパ出身で東南アジア在住です。

相手に要求されても、ウェブカメラ上で裸を見せたり、セクシーなポーズをとらないでください。相手は撮影しているかもしれません。あなたが相手から離れますと、相手は逆切れして「動画サイトに公開してやる」と脅かすかもしれません。

お金がすぐ必要なときに、外国人に海外送金を頼むものなのか?

絶対にお金を貸してはいけません。「子供が病気だからお金を貸してほしい」と要求されても。詐欺が繰り広げるストーリーは「早く送金しなければ!」と思わせるほどテンポが速いのが特徴です。

そもそも、すぐにお金が必要な時に、外国人から海外送金させると思いますか? 海外送金には時間がかかります。日本国内ならすぐに着金確認できますが、海外送金は今日送金しても相手に着金するのは翌日以降です。各銀行のホームページにも書いてありますが、海外送金は時間がかかります[2]

知らない外国人に心を開くのはやめて、身近にいる人たちとの時間を大切にするべきだと思います。


【脚注】

サラスワティー

井の頭公園や上野公園、水天宮でも祀られている芸術、学問の神様。ふだんは、OLとして身を隠している。必要なモノ以外はもたないがポリシー。