【女子は男子にぶち切れ】私のどこが変わったか、毎日気づいて欲しい

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イラスト:木村邦彦

イラスト:木村邦彦

昨夜に見た、電車のなかでの話です。

週末の夜更け。東京の地下鉄は、ぎゅうぎゅうの満員でした。乗り合わせた車両で至近距離に、仕事ができる風のビジネスウーマンが立っています。彼女は周囲の目など気にせず、一心不乱にスマホのLINEへ文字を打ち込んでいました。満員電車だったので、画面が否応なしに見えてしまいます。そこには、彼氏さんとのやりとりがありました。

女子「私がいつもと違うイヤリングしてたの気づいてた?」
男子「さっき、上着を取りにいったときのこと?」
女子「そうよ」
男子「靴は見ていた」
女子「私は、あなたが上着を取りに来たら、外は寒いんだなとか、ワイシャツを見たりとか、いろいろ考えるよ。私のどこが変わったか、ちゃんと気づいて欲しいの」
男子「上着を取りにいっただけなのに」

目の前で展開される無言のバトルに、私は肝を冷やしてしまいました。彼氏さんは「そっかー、ごめんねー」と返信して、和解するべきだと、私は老婆心ながら感じます。が、電車を降りるまで、詫びの言葉は表れませんでした。

しかし、こんな私だって、人のことをとやかく言えるほど、気が利くわけではありません。妻のおしゃれの変化に気づけているか心配になってきました。電車で見た女子のように、ある日突然、怒りが爆発しないとも限りません。だって、女性は感情をどんどんため込むバケツに例えられますもの[1]

家に着くと、まず最初に、妻の姿に変化がないか素早く観察しました。ヘアスタイルが変わったように見えたので、素早く「あれ〜前髪、切った?!」と言ってみました。すると「美容院に行ったのは二週間前だよ」という想定外の言葉が返ってきました。このような場合、私はどうすればよいのでしょう?一瞬パニックになり、「あれ、そうか」としれっと話を変えて、難を乗り切りました。

変化に気づくことも大切ですが、誤認もまた、同じ修羅場を生みかねない予感がします。裏を取る大切さは、特ダネを追う雑誌、新聞記者と同じ。気が利く男子になるための修行は、長く険しい道なのです。

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脚注


【脚注】

kimukuni

仙台出身、東京在住。(さらに詳しい自己紹介