【ボブ・ディラン】40歳をすぎたら彼の曲の良さが分かってきた

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ボブ・ディランって、曲は知らなくても名前はどこかで聞いたことあるでしょう?1960年代にデビューして、いまだ現役で活躍するアーティスト。本当は美声なくせに、しがれた声で歌うんだ。「風に吹かれて」のような有名な曲を聴けば、記憶も蘇るかもしれないね。

どうして地味なサウンドなのに、ビートルズからジミヘンに至るまで偉大なミュージシャンたちが絶賛するのか、若い頃の私はよく分からなかった。

しかし、たまたま「天国への扉」を聴いたら、カッコいいのなんの! 痺れてしまった。映画『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』のサウンドトラックとして、1973年に発表された曲なんだけど。

ちまたに溢れるバイラルメディアのお涙頂戴の記事よりも、百億倍くらい悲哀があるなあ(笑)。

詩人としてノーベル文学賞にノミネートされたこともあるボブ・ディランだけど、英語に馴染みが薄い生活をしていると歌詞の良さもなかなか分からないものだ。

そこで、こんな動画を見つけたのだけど。ジミヘンが歌う「Hey Joe」に通じるようなならず者を歌い上げていると思った。

ぼくらだって、ならず者。ぼくたちの、どれほどの人たちが、自慢できるような人生を歩んでいるだろう。人には理解されない悲しみや罪を背負って、人はそれぞれに生きているもんじゃないだろうか?

ボブ・ディランの音楽性は、半世紀にわたる長いキャリアにもかかわらず、大きく変わらない。もちろん、フォークからロックにシフトしたとか、そんなことも大事件のように語られるけど、ストーンズのようにディスコを作ったわけでもないし。同じテンションの、優れた曲をコンスタントに作り出している。

はじめてボブ・ディランのアルバムを聴くのなら、1963年に発表された「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」なんかがオススメだと思う。

フリーホイーリン・ボブ・ディラン

冒頭に書いた「風に吹かれて」も収められているけど、「北国の少女」も美しい。

Bob Dylan – Girl From The North Country (Freewheelin’ Alternate Take 1963) – YouTube

音楽の感動も、香りのように考えるものではなく、感じるものなのかもしれない。どうして、いまボブ・ディランの曲が心に響くのか、うまく言葉にできないのだけど、感じた感動をうまく考えることができたなら、そのうち言葉としてあなたに伝えることもできるのかもしれないな。

木村邦彦

メディア関連で編集制作、ライターなどしています。(さらに詳しい自己紹介