歴史上最も偉大な「rainなソング」ベスト10【独断と偏見で選ぶ】

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ジョン・レノン(Illustration by kimukuni)

2018年6月18日月曜日の東京はあいにくの曇り空。いまにも雨が降ってきそうです。新しい週を楽しく乗り切るために、偉大な「rain」なソングを選んでみました。必ずしも「雨」の歌とは限りませんよ。

rainなソング、ロックからジャズまで

では、ソングベスト10をご紹介します。

The Beatles – Rain

中期ビートルズの隠れた名曲です。

逆回転で再生するテープが不思議なサウンドを醸し出します。うなるのベース、バスンバスンとドラム缶を叩いているようなドラム、精神世界にトリップしたようなギター……。半世紀を経た今も古さを感じさせません。

The Rolling Stones – She’s A RainBow

ヒット商品「iMac」で、Appleの復活を宣言した歴史的名曲です。

最初期のiMacがテレビCMで使っていました。追放されていたスティーブ・ジョブスがAppleへ復帰し、低迷していた同社の復活を印象づけます。何かが始まる予感をさせます。

この曲はアルバム『Their Satanic Majesties Request』(1967年)に収められています。ニッキー・ホプキンスの奏でるピアノも印象的で、キャッチーです。

John Coltrane – After the Rain

フリージャズの偉大な巨匠が奏でる物静かな曲です。

ジョン・コルトレーンのアルバム『インプレッションズ』(Impressions)に収められています。物静かで、精神的な曲です。マッコイ・タイナーの空間を浸すようなピアノ、エルビン・ジョーンズの雨音のようなドラムスも美しいです。この曲はハロルド・バッドにも影響を与えました( THE PAVILION OF DREAMS『Butterfly Sunday』)。

Led Zeppelin – The Rain Song

ジミー・ペイジが奏でる12弦ギターの音色が偉大です。

アルバム『Houses Of The Holy』に収められています。「天国への階段」と同じく、12弦ギターのサウンドが魅力的です。

Deep Purple – One More Rainy Day

のちの活躍を予感させる偉大な産声です。

第1期ディープパープルの曲です。キーボディストのジョン・ロード主導の頃で、アートロックやサイケデリック・ロックに活路を見いだしていました。波うつリズムが聴いていると癖になります。

Cocco – Raining

魂の偉大な叫びです。

心が弱っていますと、この曲が持つ闇の世界に引っ張られそうになります。Coccoの曲で、癒やされようなんて考えてはいけません。元気なときに、真剣勝負で聴きましょう。

Pat Metheny Group – Last Train Home

喜びに満ちたサウンドです。Last Train Homeのタイトルに“rain”の文字が含まれますので、脳内ランクイン。

パット・メセニーは素晴らしく表現力豊かな世界を作り出します。小刻みなハイハットは、故郷へ向かう蒸気機関車のようです。センチメンタルジャーニーのように、夢破れて故郷に帰るのでしょうか。それとも凱旋でしょうか。

Pink Floyd – Brain damage/Eclipse

カリスマ、シド・バレッドにささげられた名曲です。

Brain damageのタイトルに“rain”の文字が含まれますので、これまた脳内ランクイン!

ロック史上名盤中の名盤『狂気』。ビートルズのアルバム「Abbey Road」のように、LP盤のB面はメドレーが続きます。精神を病んだ元・バンドリーダーのシド・バレッドは、バンドの創作的なネタにされ続けます。

Boards of Canada – Into The Rainbow Vein

神秘的で、すがすがしさを感させる偉大な名曲です。

エレクトリカのBoards of Canada(ボーズ・オブ・カナダ)。名盤「The Campfire Headphase」は、音楽好きを自称するなら、押さえておくべきアルバムです。Into The Rainbow Veinは1分にも満たない小曲。

Ulrich Schnauss & Jonas Munk – Chasing Rainbows

夢のようで邪気のないサウンドが偉大です。

Jonas Munkの伸び伸びとしたギターも、聴いていて気持ちがよくなります。ウルリッヒ・シュナウスが作り出すサウンドは、イマジネーションやアイデアをもたらしてくれますので、仕事のお供にどうぞ。

おまけ:ショパンの「雨だれ」と閖上の写真

悲しい動画ですが、貴重な記録です。悲しくも、健気に歩まなくてはならない状況は、ショパンの「雨だれ」の世界観にも通じます。この動画にはベストな選曲です。

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木村邦彦

メディア関連で編集制作、ライターなどしています。(さらに詳しい自己紹介