根管治療で腕の悪い歯医者にあたり、歯の根元が(少し)膿んでしまった話

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歯医者選びはギャンブル性が高いと、最近つくづく思います。

歯医者選びはギャンブル性が高いと、最近つくづく思います。

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歯医者の忘れ物

「歯の根元に、2年前の治療の器具が残ってますね」

レントゲン写真を見て、歯医者が言った。

数日前に、前歯に違和感があり、かかりつけの歯医者に行きました。レントゲンで詳しく調べると、驚くべきものが映っていました。針金のような小さな一部です。虫歯か歯周病だと思い込んでいた私は、予想していなかった答えにうろたえた。

歯医者選びにはギャンブル性ありか?

ことの経緯は長い。話は、2年前の大みそかにさかのぼる。前歯が痛む。かかりつけの歯医者は、年末はお休みです。このように、年末なので、歯医者選びは限られていました。

なんとか、大みそかでも診てくれる歯医者を見つけました。この歯医者(以下、大みそかの歯医者)は、神経を抜く必要があり、治療には1か月ほどかかると診断しました。

かくして、治療がはじまります。年が明け、1月半ばになるころ、不思議なことに気づきました。大みそかの歯医者は患者にほとんど語りかけず、助手とばかり話しているのです。両者の会話を聞き取り、自分の状態を把握しました。治療も終わりに近づいたころ、歯医者はしれっと言いました。

「次回の治療は、十数万円かかります」

私は、心底驚いた。神経を抜いた歯は汚く変色するので、かぶせ物が必要だという。いまとなっては、それは妥当な金額だとは分かります。しかし、10万円を越える治療が控えているのなら、最初に説明するべきではないでしょうか。

インフォームドコンセントを知っているか

「十分な説明を受けた上での同意」のことをインフォームドコンセントと呼びます。それが皆無の大みそかの歯医者に、すっかり不信感を抱いてしまいました。そこで、かかりつけの歯医者に戻し、治療を継続することにしたのです。かぶせ物は10万円以上かかりましたが、納得できる説明をしてくれたので満足です。

ところが、最近、またしてもあの前歯が痛みます。かかりつけの歯医者へ行きました。すると、歯の根元が少し膿んでいるという。詳しくレントゲンを撮って調べると、なんと、前の歯医者が残した異物を発見したのでした。「このようなことは、よくある話です」と前置きし、過度に深刻ではないと説明を受けました。うまくいけばこのまま20年はもつし、もし、悪化したら歯の根元を切る方法もある。しかし、予後が良くないので、これを機会に、インプラントにする人も多いと言いました。

深刻になる必要はないとはいえ、やはりショックです。いったいだれを信用すれば良いのだろう。

生命保険のセカンドオプションサービスを利用し、悩みを打ち明ける

民間の生命保険には、セカンドオピニオンのサービスを備えていることが多い。安くもない保険料を支払っているのなら、積極的に利用したいサービスです。私が加入している生命保険にもあります。そこで、今回の話を、看護師さんにしてみました。すると、かかりつけの歯医者と同じことを言いました。

「かかりつけの歯医者さんが言うとおり、歯の根元のトラブルとしては、よくあることなんですよ」

というわけで、まずはかかりつけの歯医者を信用する気持ちになった。続けて、看護師は私に言うのです。

大みそかの歯医者と、コミュニケーションがとれていたとしても、はやり歯の根元は悪くなった可能性はある。別のきっかけでです。

神経を抜いた歯は、もろくなります。治療をすることによって、むしろ悪くならなかったと考えることもできます。本当は、神経も歯も抜かないことに越したことはない。そもそも歯に限ったことではなりませんが、身体の一部を削ったり、穴をあけることは自然なことではない。こうした不自然なことと、患者のより良い生活をてんびんにかけて、治療の方針は定めてゆくもの。インプラントにするとしても、万能ではなく、メンテナンスが必要になります。歯の治療の技術は、日々進歩している。将来、インプラントも保険で治療できる時代がくるかもしれない。

そして、最後にこう言いました。

「歯医者に不信感を抱き、信頼できる歯医者と出会えずに、渡り歩く人とも多い。そのようななか、2番目に、きちんと説明してくれる歯医者と出会えたのは恵まれている方です」

問題をかかえつつ、だましだまし、生きてゆく

いまのかかりつけの歯医者がベストかどうかは、よく分からない。歯の治療の方針は、私の人生の方針でもある。たとえば、すぐに使えるお金が40万あったとしても、それをインプラント代にあてるか、新しいMacの購入にあてるかで、私の人生計画にも違いがでてくるからです。とりあえず、問題の多い歯ではありますが、だましだまし、生きてゆこう。少なくとも歯周病ではないので、ワイフとのチューも安心。

木村邦彦
某メディアの編集制作をしています。妻と二人暮らしの兼業主夫でもあり、実生活の充実も大切にしてます。最近はまっているのは、禅関連の読書。(さらに詳しい自己紹介
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